INTAVIEW
インタビュー

底知れぬ可能性を秘めた、成長過程の22歳
その才能の1日も早い開花が待たれる
#10 駒水大雅ジャック
「身体の大きさや身長の高さ、ジャンプ力などを加味して考えると、自分にはバスケが合っていると思いました。高校を出てからは一度アメリカの大学に行って、オーストラリアに戻ったんです。アメリカのバスケの環境は良かったんですけど、家族の事情があったのと、人の入れ替わりが激しいチームで、自分の居心地が悪くなったのも理由です」
昨シーズンは地元リーグの22歳以下のカテゴリーで得点、3P、フリースローでトップの成績をあげた。オーストラリアで結果を残したとはいえ、今年がプロ1年目のルーキーシーズンである。ここまでコートに立ったのは16試合。1試合平均のプレータイムは、約4分にとどまっている。
「選手である以上、ベンチに長く座っている現状を受け入れることはできません。すぐにコートに出て、活躍したい思いは強くあります。でもベンチに座っていながらも、チームメイトを応援したり、声を出したりしてチームに貢献できることもある。僕は今、すごいところに辿り着く過程にいると思って日々、いろんなことに取り組んでいます。それに近くで試合を見ることができているので、そこから学ぶことも多くあります。それらを全部、生かしていきたいです」
16歳で本格的に始めて、バスケ歴はわずか6年。プロの試合に出るために、経験が不足していることは否めない。
「自分のこれまでのキャリアを振り返ると、このようなレベルで、しかもプロの選手と戦ったことがありません。ほかの選手と比べると、やはり経験が足りない。これからはプロとしてのキャリアを重ねていくにつれて、ほかの選手と肩を並べるようになりたい」

タイガにとってプロ1年目の今季は、学びのシーズン。
「ここまでを振り返ると、すごく学ぶことが多い年になっていると感じています。チームには#2伊藤達哉、#14橋本拓哉、#33アイラ・ブラウンら素晴らしい日本人選手がいて、#25ディージェイ・ニュービル、#41ギャレット・スタツ、#55ジョシュ・ハレルソンと素晴らしいアメリカ人選手がいる。とくにディージェイからは、技術面を多く学んでいます。それにバスケの技術面だけではなく、プロの生活がどのようなものかを、彼らの姿勢から学べていますね」
さらに、言葉を続ける。
「バスケの技術に関することはもちろん、コーチやチームメイト、GMらフロント陣どうコミュニケーションをとって、どんな関係を築くか。それらについても、学べています。自分がなりたい選手像にはまだなれていないけど、ひとつ目のステップを正しく踏めていると感じています」
若く、高い運動能力の持ち主。望めばどんなプレーヤーにでもなれそうだが、彼が目指す選手像とは。
「まずは、信頼されるプレーヤーになりたい。そのうえで得点に絡んだり、強いディフェンスができる選手になりたいです。どれだけ上手くなっても、つねに自分より上手い選手はいると思う。技術面で自分より上手い選手に早く追いついて、そのうえで信頼される選手になりたいです」
タイガのデビュー戦は、開幕5試合目。10月17日にホームで行われた京都ハンナリーズ戦に16分間出場して3得点をあげ、その才能の片鱗を覗かせた。生まれた国のプロリーグでプレーして、興味深い感覚を得たと言う。
「日本のバスケは日本の文化と似通っているなと、すごく感じるんです。日本の文化って何事も時間通りで、合理的に決められているルールもある。文化全体が、しっかりと作られたようなところがありますよね。僕はそれが、本当に素晴らしいと思っています。それも日本に来て、学んだ点でもありますね。バスケに関して言うと、すべての選手が本当に速い。自分と同じくらいのサイズの日本人でも、すごくスピードが速い選手がときどきいます。そういう選手とマッチアップすると、守るのが難しくなりますね。日本のバスケはすごく速くて、日本の文化と似通っている。そこがとても、興味深いです」
得られるプレータイムはまだ多くはないが、コートに立ったらこんな姿を見せたい。
「身体能力に自信があるので、試合に出たらそれを見せていきたい。そしてシュートもディフェンスもできる、オールラウンドな選手であることを実証したいです」
成長過程にある22歳。底知れぬ才能が開花した暁には彼自身も、そしてチームも大きくスケールアップすることは間違いない。
PICK UP
見どころ

三遠はbjリーグ時代からのライバル
不調に苦しむ相手から、確実に勝利を
前節にチャンピオンシップ進出争いの眼前のライバルである名古屋ダイヤモンドドルフィンズに連勝し、勢いに乗るエヴェッサが今節に迎える相手は、三遠ネオフェニックス。bjリーグ時代は浜松・東三河フェニックスを名乗り、エヴェッサは2009-2010シーズンのファイナルで敗れて、目の前にあった優勝を奪われた。これを含め三遠は、bjリーグでは通算3度の優勝を果たしている。不調に苦しむ相手から、確実に勝利を
三遠はBリーグ初年度の2016-17シーズンに、中地区2位でチャンピオンシップに進んだが以降は成績が降下し、昨季は中地区最下位に沈んだ。今季も開幕から9連敗を喫してスタートダッシュに失敗し、その後も8、5、6と大型連敗を重ねた。前節はGAME2で京都ハンナリーズに勝利したが、ここまで10勝32敗と大きく負け越し。負傷者が続出する不運もあり、西地区10チーム中9位に位置している。
チームの得点源は、ともに208cmの外国籍ビッグマン。#31ステヴァン・イェロヴァツはリーグ9位の1試合平均得点19.3をあげ、#24カイル・ハントは同16.7をマーク。イェロヴァツが成功率34.8%の3Pを交えて得点するのに対し、ハントのスコアはインサイドに特化していて、今季は3Pシュートを1本も放っていない。
日本人の中心選手は、#5川嶋勇人と#15鈴木達也。シューティングガードの川嶋は3Pもあれば、ペイントエリアへのドライブでも得点する。鈴木は169cmと小柄だがスピードで相手を撹乱し、味方にチャンスメイクするポイントガード。1試合平均アシストは4.9を記録し、リーグ9位にランクインしている。ほかにも日本代表歴が長い206cmの日本人ビッグマン#8太田敦也、三遠の初代キャプテンを務めたベテランの#11岡田慎吾と、タレントは揃っている。

攻守すべての数字で上回るエヴェッサ
リバウンドを奪い、速い攻撃へ
今季の三遠は得点力不足に苦しみ、1試合平均得点はリーグ20チーム中18位の74.9。それと連動してフィールドゴール成功率も低調で、42.8%はリーグ17位。1試合平均得点が2ケタを記録しているのは、先に名をあげたふたりの外国籍選手のみ。さらに三遠はチーム全体での3P成功率も30.7%でリーグ18位と、外からの攻撃も得意としていない。攻撃パターンが限られるとあれば、ポイントを絞ってのディフェンスが効果的になるだろう。リバウンドを奪い、速い攻撃へ
一方のエヴェッサは1試合平均得点が82.5(リーグ7位)、フィールドゴール成功率は47.7%(同5位)、3P成功率は36.1%(同5位)。リバウンド奪取も三遠の1試合平均31.3(同18位)に対し、エヴェッサは35.1(同5位)と攻守すべてで上回る。エヴェッサは、個人でリーグ9位の1試合平均9.0リバウンドを奪う#55ジョシュ・ハレルソンを中心に、全員でリバウンドを奪取。そこからオフェンス面での優位性を生かして、積極果敢に速い攻撃で三遠ゴールに襲いかかるべきだ。
今節のキーマンになりそうなエヴェッサの選手は#55ハレルソンに加え、先の名古屋D戦で23、26得点と大活躍した#25ディージェイ・ニュービル。リングへのアタックもあれば、アウトサイドからの3Pも高確率で沈め、リーグ8位の1試合平均19.3得点をマークする。どこからでもスコアする#25ニュービルの存在は、相手にとってかなり厄介なはず。#25ニュービルには、オフェンス面でチームを勢いづかせる働きを期待したい。
また前節は、負傷で長期離脱となった#14橋本拓哉の穴を埋める、日本人選手の活躍が光った。#2伊藤達哉は2試合で9アシストを記録し、#13中村浩陸は同じく2試合合計で16得点をマーク。特別指定選手の#12高島紳司は両試合とも20分以上も起用され、第2戦では12得点をあげて、陰のマン・オブ・ザ・ゲームといえる活躍を見せた。今節も勝利するためには彼らを始め、日本人選手の躍動が不可欠だ。

ROSTER
選手一覧

OSAKA EVESSA
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伊藤 達哉
#2 PG 172cm/73kg
1994年11月26日生 千葉県出身 -
エリエット・ドンリー
#3 SF 198cm/91kg
1996年12月11日生 神奈川出身 -
土屋 アリスター時生
#7 PF/C 198cm/95kg
1995年12月31日生 イギリス出身 -
角野 亮伍
#8 SG 192cm/90kg
1996年6月14日 神奈川県出身 -
駒水 大雅ジャック
#10 SF 200cm/90kg
1998年11月4日生 奈良県出身 -
中村 浩陸
#13 PG 176cm/75kg
1997年11月29日生 愛知県出身 -
橋本 拓哉
#14 SG 188cm/88kg
1994年12月3日生 大阪府出身 -
合田 怜
#20 SG 183cm/80kg
1993年8月31日生 大阪府出身 -
ディージェイ・ニュービル
#25 PG/SG 193cm/95kg
1992年5月22日 アメリカ合衆国出身 -
アイラ・ブラウン
#33 SF/PF 193cm/107kg
1982年8月3日生 アメリカ合衆国出身 -
ギャレット・スタツ
#41 PF/C 213cm/120kg
1990年2月10日生 アメリカ合衆国出身 -
ジョシュ・ハレルソン
#55 PF/C 208cm/125kg
1989年2月12日生 アメリカ合衆国出身 -
NEW藤本 巧太
#9 PG 175cm/76kg
1998年6月28日生 兵庫県出身 -
NEW高島 紳司
#12 SG/SF 191cm/81kg
2000年10月13日 大阪府出身 -
NEW遠藤 善
#34 SG 182cm/75kg
1998年11月5日 新潟県出身

SAN-EN
NEOPHOENIX
NEOPHOENIX
-
#1
SGサーディ・ラベナ
189cm/97kg -
#2
PG山本 柊輔
176cm/80kg -
#4
PG寺園 脩斗
172cm/71kg -
#5
SG川嶋 勇人
186cm/83kg -
#6
SG北原 秀明
186cm/82kg -
#8
C太田 敦也
206cm/113kg -
#9
PGネナド・ミリェノヴィッチ
194cm/85kg -
#11
SG岡田 慎吾
187cm/83kg -
#13
SF西川 貴之
196cm/90kg -
#15
PG鈴木 達也
169cm/69kg -
#17
PG常田 耕平
186cm/86kg -
#21
SF兪 龍海
197cm/93kg -
#21
SF兪 龍海
197cm/93kg -
#24
PF/Cカイル・ハント
208cm/104kg -
#28
SG津屋 一球
190cm/90kg -
#31
PF/Cステヴァン・イェロヴァツ
208cm/110kg -
#75
PF井上 宗一郎
201cm/105kg
TIME SCHEDULE
タイムスケジュール
- 16:30
- 当日券販売
- 17:00
- 検温開始
- 17:05
- CLUB EVESSA プラチナム会員 先先行入場
- 17:10
- CLUB EVESSA・スポンサー 先行入場
- 17:25
- 一般開場
- 18:10
- MC登場
- 18:18
- BTパフォーマンス
- 18:22
- 両チーム選手入場
- 19:00
- 審判紹介・両チームスターティング5紹介
- 19:05
- TIP-OFF
GOODS
グッズ情報
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