INTAVIEW
インタビュー

普段は物静かなジェントルマンは
コートに立てばインサイドの支配者に
#41 ギャレット・スタツ
「素直に、すごくうれしかったよ。B2でプレーしていたころは、1試合にエントリーできる外国籍選手が2名までのルールだったけど、今は3名になったのもありがたい。実際にB1で初めてプレーして感じたのは、スピードと強さの違い。B2と比べると、すべてにおいてB1のほうがレベルが高い。全体的にもハイクオリティなプレーが多いので、B1でプレーできているのはうれしいことだね」
チーム最高峰である213cmの長身を生かして、ゴール下を支配。Gの存在は今シーズン開幕当初から、欠かせないものになった。B1でのプレーは初めてながら、#55ジョシュ・ハレルソンに次ぐ1試合平均7.2のリバウンドを奪取し、同時に1試合平均11.4をマークする得点源のひとりでもある。そして意外と知られていないであろうが、シュートは精度が高い。試投数こそ異なるがフィールドゴール成功率56.5%は、チームのスコアリーダーである#25ディージェイ・ニュービルの53.3%をも上回る。
「オフェンスも大事だけど、やはりまずはディフェンスだね。ディフェンス面で、『この選手がいれば安心だ』という選手でありたいと思っている。最近はちょっとシュートの数が減っているけど、もちろんオフェンスでも活躍したい。ブロックショットの場面では、完全にブロックできなくても、少しでもボールに触ってシュートの軌道を変える。そんなプレーをして、チームに貢献したいと思っている」
コート上では熱量の高いプレーを見せるが、目の前にいる男は別人かのように、物静かで落ち着いた佇まいでいる。チーム関係者からも、普段のGは紳士だと評判だ。
「だれが言っていたのかは知らないけど、それは正しいと思うよ(笑)。普段も、ほとんどはこんな感じだよ。どんなときもエネルギーを上下させず、一定にしようと思っているんだ。あとは物事のいい部分だけを見ようと、いつも心掛けている」
プレーは熱いが、コートで粗雑な振る舞いを見せることはない。持ち前の性格は、プレースタイルにも反映されているのか。
「試合になると感情が上下することがあるけど、間違った方法ではなく、みなさんに見せられる正しい方法で感情を表そうとしている。試合で感情的になるのは、ほとんどの場合、自分に対してイライラしているんだ。そんなときは瞬間的に、周りのチームメイトやコーチにも少し感情を露にしてしまうけど、すぐに切り替えて次のプレーに集中しているよ」
シーズンもいよいよ終盤戦。チャンピオンシップ(CS)進出に向けてさらに激化する戦いのなかで、ゴール下を主戦場とする背番号41の存在感は、さらに増す。

「今季の最初はコロナの影響でチーム作りが遅れ、思うようにいかないこともあったけど、試合を重ねるごとに着実に良くなってきている。自分たちがやるべきバスケットの理解度が高まり、チームが一丸となってプレーすることが増えたのが、その要因のひとつ。そしてもうひとつは、それぞれの選手が自分の役割をよく理解してプレーするようになった。この2点だと思う」
今季のエヴェッサは、宇都宮ブレックスや千葉ジェッツ、アルバルク東京ら東の強豪にも伍する力を持っている。それがチームの強みだと、物静かなビッグマンは言う。
「どんなに強い相手にも、自分たちが主導権を持って対応できる。それが、このチームのストロングポイントのひとつだと思う。セットオフェンスのプレーやディフェンスにも、多くの選択肢がある。どんなチームが相手でも、自分たちが持っている選択肢のなかから最適のプレーを選んで、アジャストできるのが強みになっていると感じているよ」
シーズンは残り17試合。今季のエヴェッサの最初の目標であるCS進出を果たすためになにが大事であり、自身はどんな役割を果たすというのか。
「余計なことを考えず、確実にCSに駒を進めることに集中したい。目の前の1試合1試合に集中することが大事だと思う。終盤戦に向けて僕個人としては、まずはディフェンスをもっと強化したい。それからオフェンス、ディフェンスのどちらでも、インサイドで存在感を増すこと。そして、より多くのリバウンドを獲って、チームの勝利に貢献したい」
ちなみに、へアバンドを着け外ししている彼の様子が気になっていたブースターもいることだろう。そうしている意味を、本人が教えてくれた。
「あれは、気持ちのスイッチを切り替えているようなものなんだよ。試合中にファウルを犯してしまったり、自分のプレーに納得がいかない。そんな場面で感情的になり過ぎて冷静さを失ってしまうと、いいプレーができないからね。自分の頭に血が上ったなと感じたらヘアバンドを外してリセットして、気持ちを落ち着けてから、また付けるんだ」
これからはGのそんな姿にも、注目してみてはいかがだろう。
PICK UP
見どころ

東地区最下位と苦しむ北海道が相手
絶対的エースの#24メイヨを封じろ
今節は日本最北の地から乗り込んでくる、レバンガ北海道をホームで迎え撃つ。北海道は昨オフに“レジェンド”折茂武彦、リーグ屈指のエンターテイナーだった松島良豪が現役を引退するなどで7人の選手が退団した。メンバーの約半数が入れ替わったところにコロナの影響でチーム作りが遅れた影響からか、開幕から黒星が先行。今季は二度の7連敗に9連敗と、大型連敗を喫するなど苦戦いを強いられ、現在は12勝29敗で東地区最下位に沈んでしまっている。絶対的エースの#24メイヨを封じろ
チームの大黒柱は、リーグトップの1試合平均21.7得点を叩き出す#24ニック・メイヨ。昨季に千葉ジェッツに入団してプロ選手としてのキャリアをスタートさせ、今季から北海道に移籍した。千葉では19試合に出場して1試合平均得点は14.6だったが、北海道で得点力を飛躍的に伸ばし、今季も2試合で37得点をあげるなど、今やチームの絶対的エースとなった。
メイヨは身長206cmで、主なポジションはセンター。得点の中心はやはりインサイドだが、“ゴール下の番人”といったタイプのプレースタイルではない。3P成功率も44.5%と高く、いわばオールラウンダーといったタイプのプレーヤーだ。北海道の1試合平均得点はB1リーグ20チーム中15位の76.2で、彼がその約1/3をひとりで稼ぎ出している。メイヨを封じ込めることが、勝利への近道だ。マッチアップするであろう#55ジョシュ・ハレルソン、#41ギャレット・スタツの頑張りに期待したい。

ポイントガード陣の対決にも注目
CS出場のために確実な勝利を
北海道は、ポイントガード(PG)陣に多彩なタレントを揃えていることも特徴。メイヨに次ぐ1試合平均13.9得点をあげる#2ジョーダン・テイラーは、前節の広島ドラゴンフライズ戦で左肩を負傷して今節の出場は不透明だが、その穴を補ってあまりある司令塔が控えている。シーホース三河~琉球ゴールデンキングスと強豪を渡り歩き 2019-20シーズンから加わった#0橋本竜馬は、日本代表で主将を務めた経験の持ち主。#8多嶋朝飛は173cmと小柄だが3Pを交えた得点能力があり、一方で冷静にゲームを組み立てる。そのゲームメイクは32歳とベテランの域に入って、さらに巧みさを増している。メイヨとの連携も良く、このホットラインも絶ち切っておくべきだ。CS出場のために確実な勝利を
とはいえPGであれば、エヴェッサは一歩も引けを取らない。今季から新加入の#25ディージェイ・ニュービルは、チーム最多でリーグ5位の1試合平均19.7の得点力も含めて、今やチームに欠かせない選手。ディフェンス面でも進境著しい#13中村浩陸は、スターターとしてベンチからの信頼を得ている。#2伊藤達哉の持ち味はスピード。ベンチから交代出場し、攻撃のペースが鈍っていれば積極的にボールをプッシュして、チームを勢いづかせる。
エヴェッサと北海道のBリーグ通算対戦成績は、エヴェッサの7勝3敗と比較的、相性がいい。さらに相手は現在、東地区で最下位。だからといって、余裕のある戦いができると慢心してはならない。北海道は前節まで秋田ノーザンハピネッツに1勝、広島から2勝をあげて3連勝中。チームが波に乗った1月には、4連勝をあげている。エヴェッサが目指すべきは隙のないバスケでGAME1を完勝し、その勢いでGAME2も勝利すること。この週末は今季最多の6連勝を飾り、チャンピオンシップ進出にまた一歩近づきたい。

ROSTER
選手一覧

OSAKA EVESSA
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伊藤 達哉
#2 PG 172cm/73kg
1994年11月26日生 千葉県出身 -
エリエット・ドンリー
#3 SF 198cm/91kg
1996年12月11日生 神奈川出身 -
土屋 アリスター時生
#7 PF/C 198cm/95kg
1995年12月31日生 イギリス出身 -
角野 亮伍
#8 SG 192cm/90kg
1996年6月14日 神奈川県出身 -
駒水 大雅ジャック
#10 SF 200cm/90kg
1998年11月4日生 奈良県出身 -
中村 浩陸
#13 PG 176cm/75kg
1997年11月29日生 愛知県出身 -
橋本 拓哉
#14 SG 188cm/88kg
1994年12月3日生 大阪府出身 -
合田 怜
#20 SG 183cm/80kg
1993年8月31日生 大阪府出身 -
ディージェイ・ニュービル
#25 PG/SG 193cm/95kg
1992年5月22日 アメリカ合衆国出身 -
アイラ・ブラウン
#33 SF/PF 193cm/107kg
1982年8月3日生 アメリカ合衆国出身 -
ギャレット・スタツ
#41 PF/C 213cm/120kg
1990年2月10日生 アメリカ合衆国出身 -
ジョシュ・ハレルソン
#55 PF/C 208cm/125kg
1989年2月12日生 アメリカ合衆国出身 -
NEW藤本 巧太
#9 PG 175cm/76kg
1998年6月28日生 兵庫県出身 -
NEW高島 紳司
#12 SG/SF 191cm/81kg
2000年10月13日 大阪府出身 -
NEW遠藤 善
#34 SG 182cm/71kg
2000年10月13日 新潟県出身

LEVANGA
HOKKAIDO
HOKKAIDO
-
#0
PG橋本 竜馬
178cm/81kg -
#2
PGジョーダン・テイラー
187cm/88kg -
#3
SG/SF牧 全
188cm/86kg -
#5
SG/SF葛原 大智
188cm/85kg -
#7
SG/SF中野 司
185cm/84kg -
#8
PG多嶋 朝飛
173cm/75kg -
#10
PF/Cファイ パプ月瑠
200cm/101kg -
#11
SF桜井 良太
194cm/89kg -
#15
SF/PF玉木 祥護
195cm/93kg -
#16
SG/SF内田 旦人
182cm/85kg -
#17
SG/SF山口 颯斗
194cm/90kg -
#24
PF/Cニック・メイヨ
206cm/113kg -
#31
PFジャワッド・ウィリアムズ
204cm/101kg
TIME SCHEDULE
タイムスケジュール
- 08:40
- V.LEAGUE 超先行入場
- 08:50
- V.LEAGUE 先行入場
- 09:00
- V.LEAGUE 一般入場
- Bリーグ 当日券販売開始
- Vリーグ チケット引き換え開始
- 09:20
- V.LEAGUE エキシビションマッチ
- 09:20
- 東山高等学校vs市立尼崎高等学校
- 12:00
- V.LEAGUE 試合開始
サントリーサンバーズvs大分三好ヴァイセアドラー - 2ー3セット間
- 箕面自由学園高等学校チアリーダー部
GOLDENBEARSパフォーマンス - 14:00
- V.LEAGUE 試合終了(予定)/会場転換作業
- 15:30
- CLUB EVESSA プラチナム会員 先先行入場
- 15:35
- CLUB EVESSA 先行入場
- 15:45
- B.LEAGUE 一般開場
- 16:10
- MC登場
- 16:15
- BTパフォーマンス
- 16:20
- 両チーム選手入場
- 17:00
- 審判紹介・両チームスターティング5紹介
- 17:05
- B.LEAGUE TIP-OFF
GOODS
グッズ情報
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残念ながら幻となった中村兄弟の対決ポスタカード!いつか実現する日を願ってゲットしよう!
コラボポストカード
¥300(税込)
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サントリーサンバーズ、レバンガ北海道とのコラボユニパッチンが登場!どちらも今日の記念にゲットしたくなる!
コラボユニパッチン
スモール ¥500(税込)
ビッグ ¥800(税込)
FOODS
フード情報
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最高で~す!ドッグがリニューアルしました!より大阪らしく、中身がたこ焼きと焼きそばに♪
最高で~す!ドッグ
¥500(税込)
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今節の対戦相手にちなんでじゃがバターが登場!30食限定なのでお早めに!
今節限定じゃがバター
¥350(税込)
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もりもり増量 唐揚げ
¥500(税込)
EVESSA SHRINE
エヴェッサ神社
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ユニフォーム
20日(土)田原 隆徳選手(セカンダリー/2019-20)21日(日)ファイ パプ月瑠選手(サイン入りユニフォーム/2018-19)が各日1名様に当たる!
- 株式会社西山酒造場甘酒ヨーグルト
- 株式会社ファイン国産黒酢カプセル
- 大阪エヴェッサ過去シーズングッズ詰め合わせ袋