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ゲームプログラム MAJESTY 10/7・8 vs 富山グラウジーズ

 

エヴェッサは中心メンバーが残留 外国籍を入れ替えた新チームで挑む




今節は2023-24シーズンの開幕戦。新たな戦いが、ここから始まる。

昨シーズンのエヴェッサは西地区8チーム中、5位に終わり、チャンピオンシップ(CS)進出を逃してしまった。今シーズンは頂点に向けて最初の関門を突破するために、第一目標を2020-21シーズン以来のCS進出に定める。そのためにこのオフは、チームの改革に着手。#14橋本拓哉、#15竹内譲次、#20合田怜、#22飯尾文哉、#31木下誠、#35鈴木達也の中心となる日本人メンバーが残留したうえで、外国籍選手は3人を全員入れ替えた。

3人の新外国籍選手のなかでエースと目される存在は、#21ショーン・ロング。2021-22シーズンにレバンガ北海道に加わり、そのシーズンに1試合平均25.0得点をあげて得点王に輝く。同シーズンはリバウンドもリーグ2位の1試合平均10.6を記録と、インサイドで絶対的な強さを発揮した。今シーズンのエヴェッサでも攻守にわたってペイントエリアを制圧し、チームの大黒柱になることは間違いない。

#32アンジェロ・カロイアロと#34イアン・ハマーは日本でプレーするのは今回が初めてだが、ともに長くヨーロッパでプレーしてきた。カロイアロは欧州型の組織立ったバスケをベースに持つマティアス・フィッシャーHCのもとでプレーした経験があり、ハマーはドイツのチームでルーベン・ボイキンACとともにプレーしていた。またカロイアロとハマーは、トルコのクラブでチームメイトだった。そういった背景もあり、プレシーズンからチームに上手く溶け込んでプレーしている。今シーズンもキャプテンを務める#15竹内譲次は彼らを「ふたりとも賢いプレーヤーで、チームにとって重要な存在になる」と評した。現場の声が表すように、彼らはチームの中軸を担う重要なピースになる。

日本人は新たに3人の選手が加わった。#7西川貴之は、高確率の3Pシュートが武器のアウトサイドシューター。昨シーズンは佐賀バルーナーズで3Pを1試合平均39.9%の高確率で沈め、チームのB1昇格の立役者のひとりとなった。プロ12シーズン目の#8多嶋朝飛は、経験豊富なポイントガード(PG)。冷静にゲームを組み立てつつ、小柄ながら自らリングに迫るシーンをプレシーズンゲームでたびたび見せていた。ゴールにアタックできるPGとして、大いに働いてくれるだろう。#77土屋アリスター時生は、2020-21シーズン以来の復帰。前回のエヴェッサ時代は出場が8試合にとどまったが、昨シーズンの三遠ネオフェニックスでは32試合と大幅増。今シーズンは貴重な日本人ビッグマンとして、さらなる飛躍が期待される。


 

エース外国籍のマッチアップ 日本人PGの戦いが勝敗を左右する




開幕戦で対するは、中地区所属の富山グラウジーズ。過去2度のCS出場を果たしているが、直近の2シーズンは成績が降下。昨シーズンは中地区8チーム中、7位に終わった。富山も#0小野龍猛、#9水戸建史らの日本人中心メンバーが残留。一方で、チームの根幹に関わるであろう補強も施している。

なかでもインパクトが大きいのは、滋賀レイクスから加入した207cmのセンタープレーヤー、#25イヴァン・ブバだ。昨シーズンは開幕直後に負傷してシーズンの半分を棒に振ったが、復帰後は1試合平均18.3、同リバウンド9.6をマーク。エースとして奮闘した。得点力が高く、リバウンドにも強い。そんな厄介な相手と対峙するエヴェッサの選手は、#21ロングか。攻守ともに、リング下の攻防が今節の勝敗の分け目となるだろう。

また富山には、一昨季に在籍していた#11宇都直樹が復帰した。2016-17、2017-18にアシスト王に輝いたように、展開力に長けている。現在32歳でなおかつ日本代表に選出されたこともあるなど経験が豊富であることに加え、ポイントガードとしては191cmの高さがあることが強み。対面するであろうエヴェッサの選手は#8多嶋が173cm、#35鈴木が169cmと明らかにアンダーサイズである。この身長差がある司令塔対決に、策士のマティアスHCがどのように対策を施すのかも、今節の見どころだ。