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ゲームプログラム MAJESTY 3/6 vs ファイティングイーグルス名古屋

 

対するFE名古屋は リーグ屈指の失点の少なさ




今節の相手であるファイティングイーグルス名古屋の歴史は古く、前身の豊田通商バスケットボール部は1957年に発足。2016年のBリーグ開幕時はB2からスタートし、6シーズンを経て2022年にB1昇格を果たした。B1初年度の昨季は西地区8チーム中6位、2シーズン目の今季は現在のところ20勝21敗で中地区8チーム中5位につけている。

FE名古屋には#6根来新之助、#13中村浩陸、#18相馬卓弥 (前節の信州ブレイブウォリアーズ戦でアキレス腱を断裂して今季は絶望)、#54ショーン・オマラら、かつてエヴェッサでプレーした選手が多く在籍。ヘッドコーチの川辺泰三もbjリーグ時代の2012-13シーズンは、エヴェッサで選手としてプレーしていた。

そんなFE名古屋の1試合平均得点は、全24チーム中23位の73.5。それに対して同失点は74.8で、リーグ全体で7番目の少なさ。このスタッツにも表れているように、典型的なディフェンス型のチームだといえる。

今季は11月8日に、アウェーで対戦した。第4Q開始時に17点のビハインドがあった状態から猛烈に追い上げたが、結果は74-82で敗戦。このときも相手の堅い守備に苦戦して第1、3Qを10点台に抑えられたことが敗因のひとつだった。

FE名古屋は2月10・11日の佐賀バルーナーズ戦から前節の信州戦まで4連勝中で、うち3試合で失点が70点台前半以下。先の日曜は信州を50得点に封じた。そのディフェンススタイルは変則的なものではなく、あくまでもマンツーマンを基本としたベーシックなもの。とはいえチームディフェンスが徹底され、選手ひとりひとりのプレー遂行力が高いのが特徴だ。

 

セカンドチャンスのリバウンドが勝敗に関わる




FE名古屋の守備を崩すためには、エヴェッサもチームで連動したオフェンスを仕掛けるべきである。相手コートにボールを運べば、まずはインサイドに陣取る#21ショーン・ロングにパスを配球。そこでリングにアタックできるなら積極的にゴールに向かい、相手のディフェンスが対応してきたなら機を見て外にキックアウトのパス。これをキャッチした#14橋本拓哉らが、アウトサイドから3Pを射貫く。そのようにインサイドとアウトサイドのバランス良く、攻撃を展開していきたい。苦戦するゲームで多く見られ、今季の課題でもあるターンオーバーを極力減らすことを意識すべきなのは言うまでもない。

また今節で勝敗の要となるのはインサイド、とくにリング付近での攻防だ。FE名古屋の#54オマラの1試合平均得点14.7、同リバウンド9.6は、ともにチームハイ。エヴェッサの#21ロングも同得点は#32アンジェロ・カロイアロと並ぶ17.9、同リバウンドは10.8と、こちらもチームハイの数字をマークしている。身長はともに208cmで、両者ともリング付近を主戦場とするセンタープレーヤーだ。

先述したようにFE名古屋の得点力はリーグ下位にあるが、今季のエヴェッサも1試合平均得点はリーグ15位の77.6と決して高くはない。それだけに、ディフェンスリバウンドはもちろん、オフェンスリバウンドをいかに獲得してセカンドチャンスからスコアにつなげるかは両チームにとって大事なポイント。FE名古屋の#54オマラと、エヴェッサの#21ロング。両者のマッチアップでどちらが優位に立つかが、ゲームの勝敗に少なくない影響を及ぼすだろう。

エヴェッサの#21ロングは先の日曜のシーホース三河戦で27得点、14リバウンドとインサイドで活躍してチームの勝利に貢献。今節もFE名古屋の#54オマラとのインサイド対決を制圧して、チームを勝利に導くプレーに期待したい。