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HOME > ゲームプログラム MAJESTY 5/4・5 vs 島根スサノオマジック
 

#2ビュフォードをゴールから遠ざけろ




今節はついにシーズン最終戦。島根スサノオマジックを、ホームで迎え撃つ。島根は現在、32勝26敗で西地区8チーム中4位。他チームの結果との兼ね合いもあり、厳しい条件ではあるがチャンピオンシップ進出の可能性を残している。島根にとってはそのために、今節に2連勝することが絶対条件。どれほどの意気込みで舞洲に乗り込んでくるかは、想像に難くない。

島根で警戒すべき選手の筆頭は、なんといっても#2ペリン・ビュフォード。1試合平均得点22.6はリーグトップで、同7.4のアシストはリーグ2位。さらにリバウンド、スティール、ブロックでもトップ5入りする、驚異的なマルチプレーヤーだ。エヴェッサも前回対戦のGAME1では32得点・9リバウンドを奪われ、これが83-89で接戦を落とす要因になった。さらに翌日のGAME2では彼を止められず50得点・14リバウンドと圧倒され、82-111と大敗を喫してしまった。

今節の大きなテーマは、とにかくストップ・ザ・ビュフォード。チームの総得点とリバウンドのおよそ1/4は、彼によるもの。島根は1試合平均得点がリーグ5位の82.1と高い。フィニッシャーである#2ビュフォードを抑えることができれば、島根のストロングポイントを大きく削ることができる。

そんな#2ビュフォードはマルチプレーヤーであるが、3Pは得意とは言えない。1試合平均の試投数は3と少なく、成功率も25.3%と低調。また3Pラインとペイントエリアの間である、ペリメーター(=ミドルレンジ)からのショットの精度もさほど高くはない。つまりは#2ビュフォードをゴールから遠ざけるほど、失点の可能性は下がるのだ。

 

相手のエースを封じるため 指揮官がとる策に注目




そのためにはエヴェッサの#21ショーン・ロングとの、ペイントエリアでの1対1に託すのではないディフェンスの構築が求められる。#2ビュフォードは個のスピードで突破を試みることもあれば、ピックアンドロールを使ってペイントエリアに進入を図ることもある。そうさせないためには、先手を打ったディフェンスを仕掛けなければならない。いかに#2ビュフォードをゴールから遠ざけるか。これについてマティアス・フィッシャー ヘッドコーチがどんな策を用いるのかは、今節の見どころだ。

オフェンスに目を転じると、エヴェッサのキーマンはやはり#21ロング。先週にアウェーで戦った長崎ヴェルカとのGAME1は28得点をあげて、勝利の立役者になった。島根との攻撃の場面で対峙するのは#4ニック・ケイ、#12ハッサン・マーティンだろう。#21ロングの身長208cm・112kgに対し、#4ケイは206cm・106kg、#12マーティンは203cm・109kgと体格はほぼ互角。島根のビッグマンを相手に、#21ロングがいかに得点できるかは勝利をつかむためのポイントだ。

また島根に対して有効になると思われるのが、アウトサイドからの攻撃。チームとしての3P成功率はエヴェッサが32.8%、島根が33%と互角。だがエヴェッサは終盤戦に精度の高い3Pが持ち味の#11イ ヒョンジュンが加わったことで、外からの攻撃が一気に活性化した。#21ロングのインサイドでの得点を軸に、そこを封じられれば#11イがアウトサイドから3Pを射貫く。その必勝パターンを繰り出して、2023-24シーズンの最後を笑顔で終えたい。