いよいよレギュラーシーズン最終戦
欠場続く長崎のエースPGの出場は!?
今節はいよいよ、2024-25レギュラーシーズンの最終戦。24勝34敗で西地区6位の長崎ヴェルカを、ホームのおおきにアリーナ舞洲に迎える。
今季はホームとアウェーで、それぞれ1試合ずつ対戦しているが勝ち星はなし。直近の3月12日のホームゲームは前半を終えて34-37と接戦だったが、第3Qに27得点を奪われたことが響き、70-83で敗れてしまっている。
この試合でチームハイの25得点をあげたのが、身長193cmの大型ポイントガード(PG)#13マーク・スミス。チーム最多の1試合平均4.5アシストに表れるようにゲームコントロールに長けるばかりか、1試合平均18.7得点とスコアする能力もすこぶる高い。前回対戦でもエヴェッサは、彼にかき回された印象だ。
長崎の要である#13スミスだが、直近の3試合を欠場中。その影響もあってか、チームは5連敗中と苦しい状態にある。今節もエースPGが不在となれば、長崎は大きな戦力ダウンだ。彼が出場するか否かによって、ゲーム展開は大きく変わることだろう。
攻撃力に優るエヴェッサ、得点するため
ディフェンスリバウンドに集中を!

チーム同士を比較すると、エヴェッサの攻撃力が優る。1試合平均得点はエヴェッサが82.2であるのに対し、長崎は75.4。エヴェッサは今シーズン貫いてきた、全員でハードにプレッシャーをかけ、ボールを奪ったら素早く攻撃に転じるスタイルを発揮したい。
速い攻撃を仕掛けるためにポイントになるのは、ディフェンスリバウンド。相手のシュートのこぼれ球を拾い、守備陣形が整う前に攻め入って得点するのが理想だ。1試合平均の総リバウンド数は長崎の34.6に対してエヴェッサは38.6とが上回るが、ディフェンスリバウンドに限ると25.4(エヴェッサ)、24.6(長崎)と大差はない。長崎のフィールドゴール成功率は、リーグ24チーム中12位の44.2%。シュートが外れる可能性が低くないだけに、ディフェンスリバウンドへの意識を高めて望みたい。
そのためのキーマンは、やはり#52ヴォーディミル・ゲルン。マッチアップする長崎の選手は、#15エージェー・エドゥになるだろう。身長はともに208cmで同サイズだが、#52ゲルンがリーグ10位の1試合平均8.5リバウンドであるのに対し、#15エドゥは同6.1。数字の上では、#52ゲルンが大きく優っている。今節は#52ゲルンが持ち前のリバウンド奪取能力で、ゴール下の空中戦を制圧することに期待したい。
今節は連勝すれば勝率5割以上が確定し、他チームの結果との兼ね合いはあるが西地区3位でシーズンを終えられる可能性がある。最後までひとつでも上を目指して戦うチームに、熱いブーストを!
